icanの広島訪問で、これを思い出しました。
「これから自分達は、どのような国を造っていくべきなのか?」
これからの方向性を国の指導者達が模索している創成期に、ゲバラが広島を訪れたことがキューバにどのような影響を与えたのか?ということを考えると
「国を動かすために必要なものは哲学です」
という知人の言葉を思い出してしまいますね。
革命初期のカストロが革命家ではあったけれど、共産主義者ではなかった、というところも面白い。
国の現状を変えたい、とは思っていたけれど、その手段が共産主義でなくてもいい、と思っていた人が、キューバ革命を潰そうとしたアメリカの政策に対抗する為に共産主義に近づいていった、というところが、皮肉でもあり分かりやすい。
自分達を潰そうとする敵に対抗するするには、敵と同じくらい力のある敵の敵と手を結ぶのが定石ですものね。
この時の失策をよく研究していれば中東で同じ愚を犯さなかったんじゃないかな?と思ったりもしますが、アメリカという国の性格を考えると難しい気もします。
キューバ人は、広島も長崎もよく知っているそうで。
「日本が世界で唯一の被爆国ならば、キューバは世界で唯一核兵器で国が消滅しかかった国だ」