木曜日の本棚

本と本に関することの記録です。

泥棒をつかまえろ!

岡村さんのラジオでの発言大炎上しましたね。

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岡村さんのラジオでの発言はツッコミどころ満載だし、炎上するのも無理はないと思うのですが、NHKに岡村さんの降板や「女性の貧困問題についての現状」、「フェミニズムとは?」をしっかりと勉強できるような番組を作って欲しいという要望を出す署名活動までいくと、それはちょっと違うんじゃないかな、と思いまして。

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 素朴な疑問として、どうして

「困っている女性(に限らず支援を必要としている層)が支援の網からこぼれることがないように、どんな緊急支援があるのか、どう申請手続きを行えばいいのかを、しっかり理解できるような番組を作って欲しい」

という要望ではなくて、

「『フェミニズムとは?』をしっかりと勉強できるような番組」

 だったのかな?と。

岡村隆史の件、予想通り「謝罪しろ」→謝罪した→「そんなものは謝罪ではない」「何が問題なのか分かってない」→「岡村隆史フェミニズムを学ばせろ」の流れ。

完全に70年代の糾弾会に引っ張り出す手口。

恐らく次は「学ぶ企画に指導役で自分たちを関わらせろ」って言うよ。

もちろん報酬有りで。

 

 と、皮肉っているコメントを見た後、キャンペーンに反対する女性からの

 こんなやり方でフェミニズムが広がるのは正直悲しい。。単なる憂さ晴らしのレベル。だから賛同者自らフェミニズムの理解を遠ざけていることに気づかない。正直日本のレベルはこんなものかな。色眼鏡で見られ、レッテル貼りされるだけ。

本当に苦しんでいる女性をさらに苦めていることにいい加減気付いて欲しい。。やってることが日本はレベル低すぎだよ。

実は女性のことを考えていないのがこういう安易なキャンペーン。。いい加減気付いて欲しい。

  というコメントもあったけど、それでも結構な数の署名が集まったあたり、人間って「正義」の名のもとに人を罰したいという欲望を抑えるのは難しいのかな?

 

これは、そういう「正義」の危うさを書いた1冊。40年以上前に書かれた児童書なのだけど、70年代に書かれた本が何故今も発行され続けているのか?

ずっと大人向けの作品を書いてきた著者が、初めて書いた子供向けの作品が何故これなのか?ということを考えると、子供にまずはこれを伝えなければいけないと思った著者の心を思ったりするのです。