木曜日の本棚

本と本に関することの記録です。

うさぎとマツコの往復書簡

基本的に、この人達凄く真面目なんだなと思うと同時に玉ねぎの皮をむいたら実がある筈と一生懸命剥いて、剥いて、どの玉ねぎにも実がなかった、こんなに剥いたのに実がなかったと嘆いているような対談だな、と思いました。

つまり、この人の抱えている虚無が何なのか。何故これほどの虚無を抱えているのかがよく分からないのですよ。

マツコさんの方は、まだ理解できるんですよね。この人の立場ならこう考えるだろうなと。

ウサギさんの方はやっぱりよく分からない。玉ねぎの皮を剥いて、剥いて、実がなかったと呟くよりも剥いた皮でオニオンスープでも作った方が楽しいでしょうに。(少し違うか)

 

色々やったけれど後悔してない。ただ最初は笑ってくれていた人達がだんだん笑ってくれなくなっちゃったと書いていたけれど、人の自傷行為を笑って楽しめる人は少ないのではないかな。

本人の意識はどうであれ、傍から見ると自傷行為にしか見えないし、自傷行為してまで欲しいものは何かもよく分かっていないような気がするのですよね。